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CDM植林総合推進対策事業(インドネシア・フィリピン・タンザニア・ブラジル・メキシコ・グアテマラ・ニカラグア・パラグアイ)

事業期間

2008年6月~2012年3月

事業形態

林野庁委託事業

目標

 クリーン開発メカニズム(CDM)は2001年より始まり、すでに4000件以上のプロジェクトが登録されているが、森林部門(吸収源)でのプロジェクト登録は、全体の1%程度に留まっている。この原因として、排出源プロジェクトと異なり、吸収源プロジェクトのクレジットが非永続性であること、登録までの手続が複雑であること、プロジェクト設計書(PDD)作成が難易であること等が挙げられている。一方、気候変動対策における国際議論の中で、森林の役割は注目されており、森林に関する様々な枠組みの検討が始まっている。このような状況の中、国連に正式に認められているCDM植林を実施していくことには、制度面、技術面において今後の動向に係わる重要な取り組みである。
 本事業では、本邦事業者がCDM植林に取り組み易くなるよう、途上国における情報を整備し、技術的なサポートとなる現地調査ツールの作成を通じて、CDM植林の実施を促進し、気候変動緩和及び開発途上国の持続可能な発展に貢献する。

活動内容

(1)途上国における情報収集・整備

・CDM植林等、森林・林業が係わる地球温暖化防止に関連する国家体制
・CDM植林候補地等の位置や面積、プロジェクトを実施した際の見込み吸収量
・CDM植林を行う場合の適用可能な方法論
・地球温暖化対策として植林プロジェクトを実施する上での課題, etc.

(2)現地調査ツール(マニュアル)の作成

・プロジェクトを開始するための基礎情報収集ツール
・簡易な測量方法マニュアル
・適格性証明マニュアル
・CDM植林事業参加者向けCDM植林説明資料
・プロジェクトエリア確定マニュアル
・社会経済条件調査マニュアルetc.

担当者から

 CDM植林は、木材や果樹という森林の価値だけではなく、二酸化炭素固定という機能の価値をクレジットとして発行する画期的な取組みです。途上国で森林の機能やその重要性を説明しても、その日の生活を森林に頼って生活している現地の方々に木を伐らないで下さいと言うのは、生活の営みを止めて下さいと頼むようなものです。CDM植林を通じて、木を植えることの付加価値が大きくなり、森林が増えながら、現地の方々の生活が良くなっていく、そんな形を作ることのできるCDM植林を普及したいと思っています。現地に入っていくと、歓迎されたり、警戒されたり様々です。こちらが良かれと思って提示しても、思わぬ盲点があって、住民から拒絶さることもあります。日本人という立場からではわからないプロジェクト実施における問題点、その回避策、解決策等までを盛り込んで情報を収集し、ツールを作成しています。

プロジェクトURLリンク

林野庁ホームページ CDM植林を支援するための関連事業一覧
http://www.rinya.maff.go.jp/j/kaigai/cdm/itiran.html

公開報告書等

JOFCAホームページ(http://www.jofca.or.jp/)で以下のものを公開

平成20年度CDM植林総合推進対策事業(途上国の情報収集・整備)報告書(フィリピン・タンザニア・ブラジル・パラグアイ)
http://www.jofca.or.jp/CDM/2008-cdm-report-j.pdf
平成21年度CDM植林総合推進対策事業(途上国の情報収集・整備)報告書(インドネシア・フィリピン・ブラジル)
http://www.jofca.or.jp/CDM/2009-cdm-report-j.pdf
平成22年度CDM植林総合推進対策事業(途上国の情報収集・整備)報告書(本編)(インドネシア・ブラジル・フィリピン)
http://www.jofca.or.jp/CDM/2010-cdm-report-j.pdf
平成23年度CDM植林総合推進対策事業(途上国の情報収集・整備)報告書(メキシコ・グアテマラ・ニカラグア・フィリピン)
http://www.jofca.or.jp/CDM/2011-cdm-report-j01.pdf (本編)
http://www.jofca.or.jp/CDM/2011-cdm-report-j02.pdf (資料編)
CDM植林情報閲覧システム(CDM植林ベースライン調査事業での成果品)
http://www.jofca.or.jp/CDM/CDM_Project_ver3/CDM_top.html
住民に対するCDM植林説明会
(ブラジル)
オイルパームのバイオマス調査
(フィリピン)
CDM植林可能性調査
(メキシコ)
政府関係者からの聞き取り調査
(グアテマラ)