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平成21年度 環境プログラム無償 ラオス 「森林保全計画」

事業期間

2012年5月~2014年3月

事業形態

環境プログラム無償 JICS 委託事業

目標

本プログラムの基本構想は、ラオス国の中央及び地方に対し、機材供与と技術支援を組み合わせた支援を実施することにより、森林セクターにおける森林保全及び森林情報技術利用に係る能力向上と実施環境が改善されることです。上位目標は、以下の通りです。
 
  • 林野局森林資源情報センターにおいて、生産林、保全林、保護林の3つの森林管理体系によるデータベースが構築され、総合的、効率的な森林管理が実施される。
  • REDD政策実施のための体制が整備される。
  • 森林情報が地方及び中央レベルによる政策決定に利用される(有用な森林情報が県レベル政策決定者へフィードバックされる)。
  • 教育機関への資機材支援を通じて、森林関連技術者が育成される。

活動内容

 上記の目標を達成するため、本プロジェクトでは、「森林調査用機材研修」と「IT/GIS研修」の2本立てになっています。このうち、森林調査用機材研修を担当しました。

(1)森林資源調査に必要な機材の供与
  具体的には、Vertex、GPS受信機、ハンディコンピューター、直径巻き尺、プラニメーター、ステレオスコープ、樹冠密度測定など森林調査に必要な機材となっています。
(2)森林調査や研修等の技術支援
  ランダムに編成したチームによる森林調査結果の数値が安定的に計測されるように、中央官庁の森林調査の担当職員を始め、地方支部、各県及び郡の担当職員に、座学及び実地研修を実施しました。


担当者から


供与された機材のうち、電子系は初めて触れる機材が多く、森林調査の専門員も、慣れるまでに時間がかかりました。しかし、森林調査専門で、職務に就いていたため、一度慣れると、その後、心配することはありませんでした。
この他、機材の取り扱いについて、出し入れ簿に記録することを教えました。多くの途上国の課題である機材のメンテナンスをしないことに対し、出し入れ簿が定着できれば、より長く機材を扱ってもらえる事につながります。

また、森林調査は、チームワークが重要です。何日も同じメンバーで、森林内で、調査のみならず生活をしなければなりません。定時になると、残業することなく、職場の一角にある競技場に職員が集まります。フランス発祥のゲーム「ペタング」の開始です。鉄球を投げては、ビュットという目標球にどちらが近づけられるか、相手の球筋を妨害したり、相手の玉を弾き飛ばす競技です。職位関係なくチームが出来上がり、負けたチームが、ビールをご馳走するという職場ルールまでありました。日本人専門家も、参加と言うより、ビールを配るために呼ばれました。
非常に、和気藹々で、仲間意識も強く、今後の森林調査も大丈夫と思う一面を見させて貰いました。
Vertexによる樹高測定実習
森林資源調査実習