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モザンビーク国REDD+モニタリングのための持続可能な森林資源情報プラットフォーム整備プロジェクト

事業期間

2012年3月~2018年3月(予定)

事業形態

JICA技術協力プロジェクト

目標

モザンビーク全土において持続的な森林管理、REDD+の準備体制を確立するため、森林資源情報プラットフォームを構築し、その運用計画に基づいて、森林資源モニタリングが定期的に適切に実施されることを目標としている。

活動内容


 モザンビークにおいて、ガザ州とカーボデルガド州の全郡、及びその他の8州の内の2郡を対象地域として、以下の諸活動を実施している。

(1)森林資源情報プラットフォームとして機能するデータベースシステムを構築するとともに、森林被覆図及び土地利用図を作成する。

(2)森林資源情報プラットフォームのモニタリング・報告・検証(MRV)のために、レーダデータを活用したリモートセンシングの技術的な能力強化、森林インベントリーシステムの作成、地上での森林モニタリングシステムの構築を行う。

(3)森林資源情報プラットフォームのための参照排出レベル(REL)あるいは参照レベル(RL) を設計するとともに、その手法の開発と必要なデータの収集と分析を行う。

(4)バイオマス及び炭素量の推定モデルを開発するとともに、サンプリング調査手法のデザインと調査の実施、調査データの分析を行う。

 

担当者から

  モザンビークは、国土の約50%にあたる約39百万haを森林が占めていますが、特に2006年からの5年間の年平均減少率約0.53%は過去5年間のそれを上回り、森林面積の減少・質の劣化が進んでいます。森林減少の主な理由は、薪炭材採取、鉱山開発、過度の焼畑利用、農地転用、違法伐採などが上げられます。

 一方、国際社会においては、気候変動対策の観点から、森林の減少及び劣化を抑制し、森林からの温室効果ガスの排出抑制・吸収増大を進めること(REDD+)が重要であるとの認識が高まっており、国連気候変動枠組条約(UNFCCC)において、森林保全等を推進するメカニズムの一つとして検討されているところです。

 このモザンビークにおいても、上記のような要因での森林減少を緩和する一方策としてREDD+を推進したいと考え、そのため本プロジェクトを実施しています。実際にREDD+の推進のためには様々な要件があり、そのための活動が必要であり、全く簡単ではありません。
 例えば、プロジェクトの現地調査においては、森林資源量を把握するため、森林内の各樹木の直径と樹高を測って森林蓄積を推定する活動を実施していますが、森林の残っている箇所は、基本的に道路からのアクセスが悪いため、灌木を伐開し、藪をこぎながら、調査しなければならず、とても大変な作業です。

 この様な苦労がある中、調査から戻ってくる時は、サバンナに沈む夕日を見ながら、新鮮な魚介類や、地鶏、ヤギを食べ、明日への英気を養っています。


公開報告書等

モザンビーク国 REDD+モニタリングのための持続可能な森林資源情報プラットフォーム整備プロジェクト 詳細計画策定調査報告書
http://libopac.jica.go.jp/images/report/P1000009437.html
 
事業事前評価表
http://www2.jica.go.jp/ja/evaluation/pdf/2012_1100607_1_s.pdf
インベントリーシステム構築のためのプレインベントリー調査
炭素量推定に関するセミナーの様子
インベントリー研修で実施した実地演習の風景
森林モニタリングのための現地調査で観察した炭窯