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中華人民共和国 首都周辺風砂被害地域植生回復モデル計画調査

事業期間

2007年3月~2010年2月(3年間)

事業形態

JICA開発調査

目標

 本計画調査は、北京市門頭溝区、北京市昌平区、北京市延慶県、河北省懐来県の6,617km2を対象として、1)北京や天津周辺への風砂被害を軽減するための森林植生回復に係る実施計画の策定、2)中国側に対する技術移転、実施計画の事例提示のためのモデル林造成支援の実施、の活動を通じて、北京市園林緑化局、河北省林業局、4区県林業局が自立的に森林植生回復に関する事業を計画・実施できるようになることである。

活動内容

 大きく4つの分野で活動を実施した。

1.植生回復計画作成
 立地条件・風砂被害重点度等をもとに優先順位を決定し、立地類型毎に植生回復パターン及び面積などの事業量を示す全体計画としての基本計画、並びに、基本計画を受けて、林小班データの詳細な区分を使用し、立地類型毎に植生回復パターン、及び、面積などの事業量を示す詳細計画である実施計画を策定した。
2.計画作成ガイドライン作成
 上述の基本計画策定ガイドライン、及び、実施計画策定ガイドラインを作成し、本成果の今後の活用、普及に役立てた。
3.モデル林造成
 北京天津風砂源整備事業実施地において、既存モデル林として機能するものを選定、また対象4区県外の優良林についても情報を収集した。また新規モデル林として日本側による80ha、中国側による約180haの造林、及び、住民参加による経済林の造成も行った。住民参加の試みは中国全体で関心が高かったこともあり、中国側専門家と日本側専門家の双方で実施に当たり、参加型ツールの技術移転が行われた。
4.植生回復技術マニュアル作成
 実施計画に基づく実際の風砂源対策植生回復(造林)事業実施にあたっては、この技術マニュアルを参考にして、実施していく。
 

担当者から

 2008年は、北京にてオリンピックが開催された年であり、経済的にも国際政治の中でも力をつけてきた中国での、まさにそのど真ん中での開発調査であった。優秀な中国側実施機関とのやり取りには、これからの発展が伺われるものがあった。

プロジェクトURLリンク

JICAナレッジサイトより
http://gwweb.jica.go.jp/km/ProjectView.nsf/3f18a5f1fca1fb4449256bdf00384940/daa1f9bee58ac6bc492575d10035636e?OpenDocument

公開報告書等

JICA図書館(http://libopac.jica.go.jp/top/index.do?method=open)で以下のものが公開
中華人民共和国 首都周辺風砂被害地域植生回復モデル計画調査事前調査報告書
http://libopac.jica.go.jp/images/report/P0000248024.html
中華人民共和国 首都周辺風砂被害地域植生回復モデル計画調査ファイナルレポート
http://libopac.jica.go.jp/images/report/P0000251318.html
中華人民共和国 首都周辺風砂被害地域植生回復モデル計画調査 : 別冊1-1(森林植生回復基本計画作成ガイドライン)
http://libopac.jica.go.jp/images/report/P0000251319.html
中華人民共和国 首都周辺風砂被害地域植生回復モデル計画調査 : 別冊1-2(森林植生回復実施計画作成ガイドライン)
http://libopac.jica.go.jp/images/report/P0000251320.html
中華人民共和国 首都周辺風砂被害地域植生回復モデル計画調査 : 別冊2(森林植生回復技術マニュアル : 北方地域の生態公益林造成のために)
http://libopac.jica.go.jp/images/report/P0000251321.html

林小班データと現地踏査のデータが重要となる実施計画策定のための現地調査
懐来県官庁ダム南岸砂地防風固砂林(側柏)を既存モデル林の一つとして選定した。
懐来県新規モデル林に防風ネットを設置するという新らしい試み。風が強い地域のため、防風ネットによる防砂、および樹木の生長へのプラスの影響があると考えた。
カウンターパート自らがファシリテーターとなり、村でのワークショプを進めていった。住民と共に作成した計画を見直している。