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中華人民共和国 黄河中流域保全林造成計画

事業期間

2000年5月から2005年3月までの5年間

事業形態

基本設計調査(JICA;2000年) 無償資金協力(外務省;2001-2005年)

目標

 中国の砂漠化地域の森林回復努力を支援するため、次の目的で実施した。
  1. 寧夏平原の砂漠化地域で人工造林により植生を回復させ保全林を造成すること
  2. 保全林が治沙固定のモデル保全林としての役割を果たすこと
  3. 保全林造成のための雇用による周辺地域住民の所得の向上に資すること

活動内容

 寧夏回族自治区の3市・県(霊武市、平羅県(旧陶楽県)、塩池県;平均降雨量はそれぞれ180mm, 300mm, 160mmの半乾燥地)の流動砂丘4300haを対象に、モデル保全林を造成した。この基盤整備工事として林道建設60km、防護柵99km、深井戸160m掘削1基及び配管工事14km(霊武市)、護林員詰所5棟、監視所11棟、地下水観測井戸11基を建設した。また、この工事の付帯技術援助として、植林関連技術開発、住民参加活動等を実施した。JOFCAは、これら活動の技術サービス(基本設計、実施設計、工事施工監理、技術開発等協力)を実施した。 

担当者から

 半乾燥地の降雨量は年変動が大きいが、植栽後2年目までの生存率は、降雨量が少ない年でも80%以上を確保した。中国は植栽後のモデル保全林を良好に保育管理するだけでなく、モデル保全林としての役割を果たし、モデル保全林を拡大している。

公開報告書等

JOFCAホームページで以下のものを公開
砂漠化を防ぎ黄砂の発生を抑える植林技術
http://www.jofca.or.jp/koho/Reforest-china.pdf

陶楽県保全林造成対象地の西側から東方向を撮影。遠方にオルドス台地(工事対象外)。
撮影時期;上は工事前(2000年5月)
下は工事完成の10年後(2012年6月)